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ひと”から“まち”へ、文化を伝えるために

「一人のお年寄りが亡くなるのは、一つの図書館を失うのと同じこと ―When an old man dies, a library disappears.―」、これはアフリカのことわざです。

ふり返ってみれば、ここ三重県にも、活かしきれず、眠ったままになっている文化がたくさんあるはず。お年寄りに限りません。仕事をリタイアした方たちや、地元の教養人の知恵と知識、故郷に昔から伝わる民話や伝説、また、地元企業の地域貢献活動、NPOの持つ専門性など。それぞれの持つ文化の力を、内に留めるのではなく、外に伝え広げることをサポートしていきたい。

こう考えたNPO法人Mブリッジが、県のNPO活動基盤強化事業としてスタートした出版サポート事業、それが〈ひとtoまち出版室〉。いわば、『文化アウトプットサポート事業』なのです。

Mブリッジは、県内で唯一の「日本自費出版ネットワーク」の正会員(2012年6月現在)。自費出版アドバイザー認定・自分史活用アドバイザー認定・CSR検定・ビジネス著作権検定等の資格を持つエキスパートたちが、「文化」としての出版・印刷をサポートします。

 

★自分史・自費出版のサポート

自分史を書いてみたい…、地元の歴史や趣味・サークルの本を作りたい…。そういった方々の本づくりを、編集者やデザイナーがお手伝い。原稿の編集や、出版のアドバイスなど、何でもご相談ください。あなたの本が、生きがいづくり・地域づくりにつながります。

 

★民話の発掘と発信

これまでに、三重県松阪市の聞き書き民話集「まっさか語り継ぎ」シリーズの発行や、民話絵本・民話かみしばいの制作、民話探索マップづくりなど、幅広く活動。私たちの日常から姿を消しつつある地域文化を再発見し、新たに発信するため、郷土に伝わる民話の保存・継承事業を行っています。

 

★ソーシャルパブリシティー

誰かのためにがんばっている人たちを応援し、まちの“イイコト情報”をお届けする広報誌、『ヒトマチ』を制作、発行。

 

★CSRレポート発行のサポート

おもに、企業による社会貢献活動として知られるCSR活動。その成果や課題をまとめた「CSR報告書(レポート)」発行をサポート。地域や自然環境に「良いこと」をしている地元企業を応援し、企業と市民が協力しあえる社会づくりをお手伝いします。

 

☆〈ひとtoまち出版室〉という名前について

この名前は、「ひと」と「まち」をつなぐNPOとして、文化を大切にするための出版をサポートしていきたいという思い、そうして、そこかしこで眠ったままになっている大切な文化を、「ひと=個」から「まち=公」へ、発信していきたいという思いからつけられました。